感染の予防
セックスによる感染を防ぐ3つの方法
1 NO SEX(性交渉をもたない)
エイズをはじめ、STD(性感染症)を予防する最大の方法は、性交渉をもたないことです。現在パートナーのいない人であれば、安全で信頼できるパートナーと出会うまで待つことが確実な安全策です。
2 STEADY SEX(パートナーを定める)
自分もパートナーも過去に感染の危険がなく、お互い以外の性交渉を持たないのであれば、STDに感染する可能性はありません。
3 SAFER SEX(より安全なセックスをする)
性器などの粘膜に、相手の体液が直接接しないように気をつけることで、感染の可能性を下げることができます。具体的には、コンドームを正しく使用するという方法があります。また、ゆきずりの相手のような感染の有無のわからない人とは性交渉をもたない、月経中や出血したり傷ついたりする方法をとらない(血液との接触は危険なため)、性器具を共用しない、ということも感染予防には大切なことです。
母子感染の予防
妊娠前または、妊娠中のできるだけ早い時期に感染の有無が確認できれば、出産前後の適切な医療により子どもへの感染率を低下させることができます。心配な方は、かかりつけの産婦人科医にご相談ください。
血液を介しての感染予防
- 現在、血液製剤のHIVへの対策は取られており、また、輸血では可能な限りのHIVへの対応策が取られています。
次の事項は、HIVだけでなく、肝炎ウイルスなどいろいろな病原体が含まれている可能性がありますので注意してください。 - 血液が手や衣服などについたら流水でよく洗いましょう。
- カミソリ、歯ブラシ、ピアスなど、血液がつく可能性のある物は共用しないようにしましょう。
- 麻薬、覚醒剤など注射の回し打ちは感染の危険を増大させます。
ご意見等は、石川県立中央病院 HIV事務室(hiv-jimu@ipch.jp)までお寄せください。